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ハートフルハック2016.04.01

ご機嫌な人間関係とはどのような状態を指しているか?

近年、心の研究が世界中で進んでいます。ビジョン心理学の創始者チャック・スペサーノ博士は心(意識)のレベルを四つの階層に分類しました。

 

 

一つ目が日々沸き起こる感情のような表面意識(顕在意識)。二つ目が潜在意識。三つ目は無意識だそうです。無意識とは、「悪を退治してヒーローが平和を守る。」というような人類が本来持つ本能的とでもいうのでしょうか無意識に組み立てるストーリーで「平和を守る」というのはその無意識の中の一つです。

そして四階層目が「ハイヤーマインド」。これは大いなる自己、高次の意識です。仏陀の意識、キリストの意識、精霊、菩薩の域の意識であり、生きとし生けるすべてのものとつながっているところを言うそうです。

(成功する心理モデル)栗原英彰著より

 

 

 

この高次の意識、即ち高次元の相互依存ステージは「ワンネス(自他一体感)」に向かいます。元々我々はひとつだという意識です。「自他一体感」の最も身近な例は親子です。母親の精神が健全ならばその母親にとって赤ちゃんは自分自身そのものとなります。

赤ちゃんが苦しければその苦しみを自分の苦しみとして母親は感じます。これを家庭に広げれば、一家の主人は家族を自分のことのように大切にします。これが正常な状態です。自他のうちの自にあたる、「自分」の英訳にはselfとegoがあり、selfはやる気、個性の存在、意義、強調、思いやり(自他一体感)といったものであるのに対してegoは自分勝手、我欲、自分のために他を犠牲にして構わないという意味があります。

 

教育学ではselfを育てegoを消していくことを要点にしなければならないとロボコン博士で有名な森政弘元東京工業大学名誉教授は著書「もの作り遊論」の中で説かれています。古くから「自己を習うというは、自己を忘るるなり」と申します。

 

 

 

人間関係においてご機嫌な状態とは、この「自他一体感」を指しています。社員もお客様も我が子のように思いやれる高次の意識がご機嫌な人間関係を生み出す源泉なのです。禅宗でいう「一体一如」(いったいいちにょ)の精神です。

ちなみに一体一如の反対は相対です。

 

ソリューション営業がお客様の悩みを我が悩みとするところから始まるように、自他一体感を実践しようとするなら、他であるまずは相手の話を自として真剣に聴くことから初めてみては如何でしょうか。

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